チーズの歴史は4000年以上前、偶然、アラビアの遊牧民が砂漠を旅するうち皮の容器に入れた牛乳が発酵し、それを食したことが発端とされています。これが時を経てヨーロッパに伝わりました。フランスの食通で有名なブリア・サバラン(Brillat-Savarin)は「チーズのないデザートは、片目のない美人である」といったというほど、ヨーロッパの人にとって、食後のチーズがいかに大切かがうかがわれます。
日本で一般的なのはプロセスチーズでナチュラルチーズを加熱溶解し、含まれている微生物や酵素を破壊し、発酵を止めたものです。長期保存が可能ですが、チーズの効能はナチュラルチーズほどは期待できません。ファーストクラスのチーズの主役は、世界のナチュラルチーズです。
チーズは、肝臓の働きを助けるメチオニン、胃の壁を保護するタンパク質、脂肪、また肉やお酒の摂取で血液が酸性化するのを中和するカルシウムが含まれています。またナチュラルチーズはパソコン生活の多い現代人の眼にも効果があるという調査結果もあります。
特別硬質 | 細菌 | パルメザン (Parmesan=伊)、ロマノ (Romano=伊) |
硬質 | 細菌 |
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半硬質 | 細菌 | ポールサリュ (Port du Salut=仏)、ハバティー (Havarti=デンマーク) |
カビ | ロックフォール (Roquefort=仏)、ブルー (Blue=仏)、ブリー (Brie=仏)、スティルトン (Stilton=英)、 ゴルゴンザーラ (Gorgonzola=伊) |
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軟質 | 細菌 | ベルパエーゼ (Bel Paese=伊) |
カビ | カマンベール (Camembert=仏) | |
なし | カッテージチーズ (Cottage chese=米)、クリームチーズ (Cream cheese=米) |
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