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緊急事態: 着水

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着水

着水は飛行場の近くで発生することが多く、小型の機種(ボーイング737やエアバス320)などは乗客を収容するほどのスライドはありません。この場合、文字通り、翼の上に降ります。乗客は列を作るように座り前の人に自分の脚を巻きつけるようにし、互いの体温で保温します。大型の旅客機にはボートの役目も果たすスライドが装着されており、このスライドに避難してから、乗務員がこれを機体から切り離します。長距離旅客機は、天蓋(てんがい)といって屋根が受けられる筏(いかだ=ラフト)になるスライドが装備されています。

座席の下にある救命胴衣(ライフベスト)は機外に出るまで膨らませません。(非常口を出るときに膨らませるというところもあります。)その前に膨らませると脱出の妨げになるほか、機内の破片物などで損傷し、膨らますことができなくなる場合があるからです。小さな航空会社でライフベストも装備していない場合、座席のクッションを浮き道具として利用します。海に落ちてしまったら、近くの人のところまで泳ぎ、身体を寄せ体温で保温します。スライドのラフトに到達できるならそこまで泳ぎましょう。両側に乗り込むポイントと命綱があります。

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