トップページ

大気圏の話

スポンサーリンク




大気の構造 (高度)
熱圏
(Thermosphere)
(80km-800km)
中間圏
(Mesosphere)
(50km-80km)
成層圏
(Stratosphere)
(11km-50km)
対流圏
(Troposphere)
(0km-11km)

飛行機は大気圏のどこを飛んでいるかご存知ですか?「高度と距離の換算表」のページでもふれましたが、国際線の長距離旅客機の高度は3万7000フィート(約1万1300メートル)、つまり右の表では対流圏とその上の成層圏の境目の11キロメートルあたりを飛んでいるんですね。地球の大気圏には、地球の引力や空気の抵抗力があります。そのため成層圏を飛ぶ飛行機には「動力」が必要です。エンジンによって浮力をつけ、推進力を持たせなければ、落ちてしまうわけです。

成層圏の中にオゾン層が存在します。この層で紫外線を吸収するのです。地球温暖化でオゾン層が破壊されるとどうなるか、もうわかりますね。地球に届く紫外線量が増え、人間に有害な影響を与えるのは言うまでもありません。オゾン濃度が一番高いのは高度約20ー25km付近。しかし成層圏内で温度が一番高いのは高度約50km付近。上部のオゾン層ほど濃度の高い紫外線を吸収するほか、上層ほど空気密度が低いことから温度も高くなります。

こうした大気圏の外は外気圏といいます。

人工衛星などは、この大気圏を飛び出す脱出の力が必要なだけで、いったん大気圏の外の外気圏に出れば、もう飛行機のような動力は必要ないのです。宇宙という真空の中で真っすぐ「永遠に」飛び続けるのです。

トップページ





Copyright (C) Majenka. All Rights Reserved.