履歴書はイギリス、オーストラリア、ニュージーランド、香港などではカリキュラム・ヴィータイ=Curriculum Vitae(CV)と呼ばれます。CVは、米国でいうレジュメ = Resumeより学歴や職歴をかなり前までさかのぼり、その歴史を紹介するものなので長いのが特徴です。米国でもCVを使用しますが、それは特に学術機関の研究者や、医師などの長い履歴書を指します。
米国のレジュメでは個人情報が、名前、住所、電話番号のみですが、CVでは生年月日、配偶者の有無、国籍、運転免許、趣味などが含まれます。日本の履歴書は性別や年齢を依然として記載させ、写真の添付も求めますが、そういう国も欧州の一部、アジアなどではあるようです。
フライトアテンダント、キャビンアテンダント、客室乗務員など呼び方はいろいろですが、募集要項をよく見て、その会社が求めている呼び方で応募しましょう。応募条件に独身であること、視力のことなどが記載されていれば、それらについても触れる必要があります。基本的には米国式のレジュメが適当と思います。写真は要求されている通りのものを提出しましょう。日本人にはめったにありませんが、外国人は応募の写真に、神経が疑われるような種類の写真を添付したりすることがあります。採用する側に信頼できるイメージを与える必要があるのは言うまでもありません。
「スチュワーデスになるには」のページでも紹介しましたが、学校を卒業後、職歴がある場合の英文履歴書の例をご覧下さい。必ず時間的に新しい順に書きます。新卒の場合はボランティア活動などをActivitiesといった項目を設けて説明すると良いでしょう。
英文のカバーレターは必要と書いていなくても必ず添えましょう。書き出しで、Dear Sir/Madam, To Whom It May Concern, などとするのは絶対にやめましょう。下調べをしていないことが、応募する企業に対して熱意がないと解釈されてしまします。インターネットの駆使できる今の時代には必ずDear Mr./Ms. XXXなどと担当者の名前を入れます。どうしても調べがつかないときは、電話をしてでも調べましょう。それでもわからない時のみ、Dear Human Resources manager/Hiring Manager としましょう。(これでさえ、本当は避けるべきです。)担当者が男性が女性かにも必ず留意しましょう。
「スチュワーデスになるには」のページでも紹介しましたが、学校を卒業後、職歴がある場合の英文のカバーレターでは、応募にいたった経緯(どの媒体で広告を見たかなど)に始まり、自分の経験がこれから応募する職業にどう役立つかなどを書くほか、貴方らしさが感じられるようなオリジナリティーのある内容にしましょう。日本人はとかく参照にした文献が同じであることがバレテしまうような独創性に欠ける手紙を書きがちなので注意しましょう。何通も同じような文章を目にする採用担当者の気持ちを考えれば、パーソナリティがわかるようなものがキラリと光るのではないでしょうか。
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